糖尿病とは
糖尿病とは体内の血糖値をうまくコントロールができなくなり、血糖値が高い状態が続く疾患です。代表的な初期症状には「喉の渇き」、「トイレが近くなる」、「倦怠感」などがあります。病状が進行すると「視力の低下」や「手足のしびれ」、「腎機能の低下」などを引き起こすため、食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせた早期の治療介入が重要です。
糖尿病の症状
初期の糖尿病は自覚症状がほとんどないことが多く、気づかないまま進行してしまうケースも珍しくありません。ただし、進行すると次のような症状が現れることがあります。
- 喉が渇く、水をよく飲む
- トイレが近くなる(特に夜間)
- 食べても痩せる
- 疲れやすい、だるい
- 傷が治りにくい
- 手足のしびれや視力の低下
これらが糖尿病の症状として知られています。
糖尿病が進行するにつれて、視力低下や四肢の感覚障害など様々な症状が出現します。
糖尿病の原因
糖尿病にはさまざまな要因が関わっていますが、主な糖尿病の原因は以下の通りです。
- 食べすぎ・運動不足による肥満
- 加齢や遺伝的体質
- 強いストレス
- 睡眠の質の低下や不規則な生活習慣
- 妊娠や他の病気に伴う一時的な血糖値上昇
これらの要因が重なり、「インスリンの働きが弱くなること(インスリン抵抗性)」が主な発症メカニズムです。
原因によって1型と2型の2つに分けられます。
1型糖尿病
自己免疫反応などで膵臓からインスリンが出なくなるタイプです。子どもや若い世代にも発症し、インスリン注射が必須となります。
2型糖尿病
中高年に多く、生活習慣が深く関係しているタイプです。インスリンは出ているものの、効きが悪くなっている状態です。
日本人の糖尿病の約95%がこのタイプです。
「糖尿病 1型と2型の違い」を知ることで、ご自身の病状に合った対処法が見えてきます。
糖尿病は治るの?
現時点で完治する治療法はありません。
ただし、血糖値を正常に保ち、合併症を防ぎながら一生元気に暮らすことは十分に可能です。適切な食事・運動・治療を継続することで、糖尿病をコントロールすることができます。
糖尿病の治療
糖尿病の治療は、病気の進行度や体質に合わせて行われます。
- 食事療法:糖質やカロリーをコントロールしたバランスの良い食事
- 運動療法:ウォーキングなど無理のない有酸素運動
- 薬物療法:内服薬やインスリン注射(必要に応じて)
医師や管理栄養士と連携しながら、無理なく生活に取り入れられる方法を一緒に考えていくのが現代の治療の特徴です。
糖尿病と食事の関係
糖尿病患者の多くの方が悩まれるように、食事は治療の基本です。
ポイントは以下の通りです:
- 規則正しく、1日3食を基本に
- ごはんやパンなどの主食を適量に
- 野菜をしっかり、肉や魚もバランスよく
- 果物は量に注意(糖分が多いため)
- 飲み物は無糖のお茶や水を中心に
無理な制限ではなく、おいしく食べながら血糖値をコントロールしていく方法が大切です。
当院Drよりひとこと
糖尿病は気づきにくい初期症状から始まりゆっくりと進行していく疾患です。そのため普段から注意していないと思わぬ重症化をきたすことがあります。普段から食事や運動習慣をつけ、予防していくことが重要です。また健診などを受診し、自身の状態を定期的にチェックすることで早期に気づくことができます。
「気になる症状がある」「家族に糖尿病の人がいる」――そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。